日本人学校に現地生徒を本格受け入れ、規律教育に評価高くhttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080120i201.htm
【読売新聞】
政府は世界各地の日本人学校で現地にいる外国人の子供を本格的に受け入れる方針を固めた。
「規律を学べる」として日本式教育への評価が中東などで高いことを踏まえた措置だ。
海外在住の日本人の子弟らを教育する日本人学校は政府の支援を受け、日本人会と保護者代表らによって運営されている。文部科学省によると昨年4月時点で、世界50か国・地域の計84校の日本人学校のうち、現地語と日本語を併用する「国際学級」を設け、現地の子供を受け入れたのは中国・上海やソウルなど23校だったが、人数は計98人にとどまっている。日本人の子供約1万9000人の0・5%に過ぎない。
これに対し、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国は、2006年から自国の幼児を日本人幼稚園に入学させている。今後、入学者全員を現地の日本人学校の小中学部に進学させ、高校からは日本に留学する計画を進める。カタールは、自国の子供が日本式教育を受けられる学校の設立を日本に打診中だ。
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自分を見つめるというのはなかなか難しいことで、自分を甘やかしたり、時には照れたりして、なかなか自分に正しい評価を下すことはできません。
さて、ゆとり教育というものが見直されるべき、という論調がピークを迎え、ようやく政策の転換を迎えつつありますが、その一方で、「日本の教育が受けたい」という声があることに驚きを感じます。
これは、UAEが日本の教育に幻想を抱いているのか、あるいは日本人が自分たちの教育制度の良さに気づいていないのか、興味はつきません。
さて、この「ゆとり教育」に転換したときには、たしか、「日本の教育は詰め込みばかりで生きる力の育成につながらない」という自己反省に立って、ヨーロッパに大視察団を結成して大挙した記憶があります。
そのころイギリスでは、教育レベルの低下を憂い、日本式の教育を取り入れたというニュースがありました。
お互いに真逆なことをやっているわけですね。
これもヨーロッパのどこかの国だったと思いますが、日本の治安制度は素晴らしいということで、「交番」の制度を取り入れ、治安の安定を図った国がありました。名前も"Koban"を使っているそうですが、その一方で、日本では公務員削減の波に乗って、不在交番を増やしていました。
なかなかチグハグな話です。
隣の芝生が青く見えるのはよくある話です。でも、なんでもかんでも真似すればよいわけではありません。よく自分の考えや、立ち位置と相談することが大切です。
なんの話かって。
死刑とかクジラとか・・・。
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