インドで27万円の超低価格車開発、その秘密とは
【livedoorニュース】2008年01月09日08時40分http://news.livedoor.com/article/detail/3456762/
小さなエンジン、ラジオもエアコンもない世界で一番安い自動車が10日、公開される。
車の値段は韓国の最低価格モデル「マティス」の約3分の1。インドの自動車メーカー「タタモーターズ」が開発したこの車は10日、インド・ニューデリーで開かれる「オートエキスポ」で初公開される。インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は8日、ベールに包まれたこの車の「生産原価削減術」を紹介した。
まず、この車は従来の自動車業界のコスト概念を完全に打ち壊した。自動車後部に搭載されているエンジンはたった700ドル(排気量600‐660cc)。動力は芝刈り機程度の30‐35馬力しかない。韓国の軽自動車「マティス」(52馬力)や「モーニング」(64馬力)をはるかに下回る。
パワーステアリングがなく、窓も手動で開け閉めしなければならない。アナログ方式のスピードメーターで速度を測り、雨のときはフロントガラスにたった1本しかないワイパーが頼みだ。タコメーターはない。材料も金属やボルトの代わりに、安いプラスチックや接着剤をできるだけ使っている。時速70キロ以上の速度には耐えられないホイールベアリングを使い、車の寿命より値段を下げることを重視した。
同紙は「この自動車は優れた発明の勝利というよりも、新しい哲学の勝利。過剰という言葉とは対極にある“不足の精神”が結合した“ガンジー(インド建国の父)式エンジニアリング”を世界に伝えるもの」と報じている。車の値段は2500ドル(約27万円)だ。イ・ソクホ記者
詳しい「コスト削減術」はコチラ
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パワーウインドウやワイパー、エアコンを削るのはまあわかるのですが、"材料も金属やボルトの代わりに、安いプラスチックや接着剤をできるだけ使っている。"って安全性は大丈夫なんですか?と心配になります。
"時速70キロ以上の速度には耐えられないホイールベアリングを使い、"って、うっかりスピード出しすぎたら、バラバラになっちゃうんでしょうか。
"車の寿命より値段を下げることを重視した。"と誇らしげに書いてありますが、確実に「人間の寿命」も縮まってる気がします。
"発明の勝利というよりも、新しい哲学の勝利。"というのも、「安全性重視」という哲学を捨てて、「価格重視」という考えにシフトしました。と言っているのに等しいのでは。
本当にこんなんで良いの?インドは...
日本の高度急成長の時代もこんなノリだったんですかね。
「タタ」といったら、これから世界で重要なポジションを占める企業だと思ってたのに。コスト優先、成長優先で行くと、あらぬところから足をすくわれますよ。
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