2008年1月12日土曜日

烏合の衆、ってこういうこと?

石原都知事、北京五輪開会式に出席へ=中国紙
過去には「ボイコットすべき」と発言

 中国共産党機関紙「人民日報」系の国際問題専門紙「環球時報」は11日、日本メディアの報道を引用し、かつて「北京五輪をボイコットすべきだ」という発言をしたことがある東京都の石原慎太郎知事が、今年8月8日午後8時に開幕する北京五輪の開会式に出席する予定だ、と報じた。
 石原都知事は、1937‐38年に旧日本軍が中国人約30万人を虐殺したとされる「南京大虐殺」を「中国人たちがでっち上げた事件」とするなど妄言を繰り返し、中国人たちの怒りを買っていた。北京五輪についても、2005年に「ヒトラーが主導した1936年のベルリン五輪と同じだ。ボイコットすべきだ」と述べた。
 そんな石原都知事が北京五輪の開会式に招待されたのは、最近の日中両国の雪解けムードと相まって、彼の中国に対する態度が180度変わったためだ。昨年4月、東京都知事に3回目の当選を果たした後、16年の夏季五輪を東京へ招致するために奔走する中で、「北京がオリンピックを成功裏に終えられるよう願っている」と数回にわたって発言し、周囲を驚かせている、と産経新聞が報じた。

 石原都知事のこうした「変貌ぶり」について、日本のネットユーザーの間では「東京と北京がこれ以上いがみ合うことがないと思うと嬉しい」「北京に行ってまたトラブルを起こすのではないかと心配だ」といった様々な反応が見られる。
 一方、中国のネットユーザーの間では、「なぜ態度が変わったのかは分からないが、まず南京に連れて行って謝罪させたい」という否定的な意見が多い。だが、環球時報によると、北京五輪組織委員会は「オリンピックを妨害しさえしない限り、われわれは誰もがオリンピックに参加することを歓迎する」と話しているという。

-----------------------------------------------------------------------

今日、元都庁職員とお話する機会がありました。
いわく、「石原都知事の政策は都庁職員のなかでは規定路線で、タイミングうを見計らって、たまたま石原都知事の任期にやっただけのこと」ということを言ってしました。
(一番仕事をした都知事は、と聞くと、やはり、鈴木俊一さんという答えでした)

ちなみに、大阪府庁職員のブログを見ると、大田房枝府知事の無策は哀れだが、府民には理解されないが、「横山ノック知事」府政時が一番府政が進んだ時期だったといってました。

外と中では意見が違いますね。

さて、その人に言わせると、石原都知事の下、3期が過ぎようとしてますが、実績がないので、オリンピックにしがみついているそうです。

ファシズムオリンピックについては、かつての石原さんに同意見なのですが、東京オリンピック開催にしがみついて、北京に阿ってしまうの、という心配があります。

アメリカなどでは、スピルバーグや、リチャード・ギアなど、中国の政治体制について厳しい批判がありますが、日本の政治家、知識人が公式の場で、チベット問題、法輪講問題、ウイグル問題などを取り上げることはまずありません。

知識がないのですか。

中国政府の政策に疑問がないのですか。

それとも、言論の自由がないのですか。

石原都知事は、一地方の首長の立場では批判を恐れずに発言する政治家として、一目置かれる存在であることは間違いありません。

ただ、それだけに、「東京オリンピックがしたいから、中国に行くの?」と思われてもしかたがない、今回の発言は残念でなりませんけどね。

中国の姿勢に疑問を持つ声は国際社会の中ではすくなくないと思います。
その中で、なぜ日本の政治家は声を上げないんですかね。

1000人も議員がいたら、いろんな意見があってもおかしくないのに、こと、中国に対しては意見を上げる人がいないというのは、国民を声に鈍感なのか、あるいは民意を示していないということではないですか。

国会議員はこんなに必要なんですかね。

民主党主導の参院を見てからますますそう思うようになりました。




track feed