2008年2月6日水曜日

浄化。

生駒市助成金流用 前市長の裏口座、市職員が開設、管理
【産経ニュース】2008.2.6 21:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080206/crm0802062128037-n1.htm

 奈良県生駒市の公園用地売買をめぐり、加重収賄と背任の罪で起訴された前市長の中本幸一被告(71)が、緑化事業の助成金約1000万円を私的流用していた問題で、同市の調査委員会(委員長、辻公雄弁護士)は6日、この金が入金されていた口座の開設や入出金管理に、当時の秘書課主幹や緑地課長ら職員3人がかかわっていたことを明らかにした。

 同委員会は上司を含む職員6人について「責任は免れない」と指摘。山下真市長は、中本被告の命令に逆らえなかったとして業務上横領罪で告訴はしない方針だが、懲戒処分を検討する考えを示した。

 同委員会や市によると、市は平成12年、財団法人・都市緑化基金(東京)などが主催する「緑のデザイン賞」で準大賞を受賞。13年に助成金約1000万円が交付されたが、中本被告は自身を会長とする架空団体の口座に入金し、私的流用した。

 口座は市秘書課で管理し、中本被告の指示で入出金が繰り返され、17年の解約時には残金はほとんどなかった。中本被告は使途について「交際費などに使った」と話しているという。

 

生駒市は、この酒井隆という男に牛耳られていたと言われています。黒い交際の噂は絶えず、様々な利権の影に名を連ね、中には、対立する人間を失脚させるために、当たり屋などを手配したことなどが報道されていました。

 その生駒市議会議長に振り回されながら、時には見て見ぬ振りをし、時にはそれに加担していたとされるのが、この中本前市長でした。

 動画は、その中本市長が市長選で、対立候補、山下真氏に敗れた直後のものです。
生駒市長選

議長、前市長と立て続けに逮捕されましたが、市役所幹部までもが、その犯罪に加担していたというのは恐ろしいニュースです。

 山下真市長は、中本被告の命令に逆らえなかったとして業務上横領罪で告訴はしない方針だが、懲戒処分を検討する考えを示した。

とありますが、生駒市の病理の深さがうかがえます。このウミが山下市政下で、どれだけ浄化されるか、今後を見守って生きたいと思います。

 上記リンクの通り、生駒市は決して健全な自治体とは言えない悲惨な状況にあります。その中で、多数政党、団体の支持を取り付けた現職を圧倒的大差で破ったところに生駒市民の切実な願いがあるはずです。

 地方再編、中央対地方自治の潮流のなかで、生駒市の、一刻も早い自治再建を願ってやみません。




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