ラベル 地方自治 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 地方自治 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2008年3月1日土曜日

赤字は控えめに

【石原都知事会見詳報】(2)新銀行東京問題「取るべき責任は取りますよ」
【産経ニュース】2008.2.29 22:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080229/lcl0802292143006-n1.htm


 --新銀行東京の再建計画では従来のような無担保の融資路線から転換しており、信金などと業務が重なる部分も多い。引き続き、新銀行でしか救えない層というのはあるのか

 「と、思いますよ。それを行うためにもね、もうちょっと体力つけないとね。パートナーも定めて、今まで新銀行で発想できなかった業務展開をしませんとね。今言ったみたいに非常に際どい融資ってのはできなくなると思います。そのままで続けていったら、風邪ひいてへたることは目に見えているわけですから。この1年間、私も苦労しましたが、いろんな人の意見を聞いてきましたけども、特にね、外資のファンドってのは東京の可能性をものすごく認めているんですよ。なんでこういうことしないんだろうか、われわれならば(こうする)、というのはあちこち聞こえました。日本側にもそういうのありました。ただやっぱり、日本の金融関係者は、そこまで物を見てない気がしましたね」

 「そういうものを斟酌(しんしゃく)してね、もっと幅の広い業務展開していかないと、結局また先細りにしかならない。これはね、ぜんぜん違う発想で、もちろん今のスタッフではできません。当然です。今はつなぎのリリーフピッチャーが頑張ってるわけだから。これから先ですね、スタッフも発想も替えてやりませんとね。際どい融資、とても危険でできませんし。そういう点で発想だけじゃなしに、実際にエグゼクティブ(行政的)な業務ってものを思い切って変えていかないとダメだと思う。そのためのノウハウ、随分仕入れました」

 --体力をつけている間の中小企業への支援は

 「さあ、これから新しい経営陣が他の業務の展開の予測も含めて斟酌していくことでしょう」

 --回復後の具体的な展望は

 「1万3000社に融資している。過去にも9000社の人が助かっている。(新銀行は)その他の融資で失敗したわけですね。日本の中小企業そのものが非常に恵まれてませんし。代議士時代の自分の選挙区である品川区、大田区というのは、中小企業のメッカというか、そこで見ててもね、景気が良くなってもあったかい風は最後にしか吹いてこない。景気が悪くなったら最初に冷たい風が吹いてくる。大手の孫請けのその下のさらに孫請けやっているような所はね、冬でもシャワーも出ないしね、水で体ふいて帰れ、みたいな。かといってね、大手の持っている社員寮とかそんなもの使わせるかっていったら、使わせないですよ、組合が反対して」

 「下請けってものの契約をね、ある程度監督するみたいな機関が通産省にあってね、なんていうんでしょうね、契約Gメンっていうんでしょうかね、そこに提訴するとね、非常に理不尽な、下請けの単価の値切り方が許されないような機構を作るべきだと言ったら、社会党よりおまえ左だって怒られましたよ。問題にされなかった。そういう体験がありますからね。しかもそれが、日本の基盤産業として日本の経済全体を支えているわけです」「私の友人で2人で夫婦でやっている会社があって、この人はね、物削る名人ですよ。『2人で何削ってるんですか』ってある時、聞いたら、原子炉の軸ですよ、1番大事な。そういう人たちをないがしろにできないでしょう。そういうものへの手当てとか認識というのは国はないね。だから私、知事になってやりだしたんですけどね。日本の中小、零細企業のポテンシャル、底力というものをもうちょっと国も国民も知った方がいいと思います。そういう人たちに対する手当っていうのは、この銀行を作った眼目ですから」

 --制度融資などで救えない層が依然としてあり、そこを銀行が救っていく

 「そうですね、そうしたいと思います。ただやっぱり、やけどしてまですることないですね。慈善事業じゃないんだから。その見極めをする必要があるし、それが金融する人間のプロフェッショナルってところだ。それをないがしろにして、貸し出し先数を増やすことで、質も考えずに量的な融資をしたからこんなことになったんでね。刻々ね、報告が上がってきますけども、おそらく質問に出るでしょうけど、予算特別委員会が開かれるまではね、最終的な(内部調査の)報告を議会に伝えましてね、先のことも考えていただきたいと思います」

 --追加出資400億円の根拠は何なのか。

 「これから議会でその質問が出ますからね。必要だったら予算特別委員会を傍聴してそこで取材してください。ここで申し上げる前に、議会でその討論する前に、ここで説明しきるだけのスタッフもここにない。予算委で取材してください」

 --現経営陣を刷新するタイミングは

 「さあ、これは銀行の当事者とも話し合いましてね。セカンドステージの展開が、要するに具体的に決まった段階でと思います。それはできるだけ急がないといけないと思ってます」

--職員が経営陣には入ることは

 「ありませんね」

 --都職員ではやりきれないのか

 「そうです」

 --事業清算、破綻(はたん)処理について都民に負担をかけると言っているが、具体的な影響額、検討、試算はあったのか

 「あります。それで、非常に膨大な数字になるという認識でね。やっぱり400億円の追加出資はセカンドベスト、これしかないだろうということで議会にお願いした」

 --都民への説明の材料にすることは

 「あります。議会を通じてしますから。さらにあなたがた、それを報道してくれればいい」
 --今この場では

 「それはできません。これから議会の討論があるわけですから。議会ってのも最優先しないといけないでしょう。あなたがた別に熟知しているかもしれないが都民の代表じゃない。都の正式な代表として選ばれたのは議員ですから。それが構成する議会で決まります。都民も了承してくれるでしょう」

--新銀行の責任について知事は「もろもろ」と発言しているが、もろもろというのは

 「だからこの問題のね、要するにストラクチャーってものをあなたも認識した上でね、質問なさっていただきたい。今は(新銀行の内部調査の)最終報告を待っているわけですからね。それが明かされれば、どの部分のどこにどういう人間のどういう責任があるか、つまびらかにされるでしょう。それで、それぞれの責任を追及されるべきでね。私これやっぱり、発想した人間としては、責任を痛感してますけども、最終報告を聞いてどこにどういう瑕瑾(かきん)があってどういう結果を得たかをつまびらかにしなければ、具体的な責任論にならないんじゃないですか。世の中この銀行を「石原銀行」と言われるからね、頭取の石原に責任があるって言われるが、それは皮相な物のくくり方でね。しかし私は、取るべき責任は取るつもりでいますよ。どういう形で取るか、奈辺に問題があって、それがどうこういう事態になったかということを詳細にみなさんにわかっていただき、私も承知しなければ今後の処理だってでききれないでしょ。今この段階でそういうことをするのは、非常に皮相な質問でしかない」

 --答えていただきたい

 「答えません。議会があるんですから。だからあなた、議会傍聴にいらっしゃい。こういう席で記者として何でもかんでも聞けると思ったら、とんでもない間違いだ」

 --内部調査の最終報告はいつごろまでに

 「予算特別委員会までに必ず出させます」

 --どういう形での公表が適当か

 「議会と相談して、銀行とも相談して、ちょっと今ここでは申せません。いずれにしろ、詳細が議会を通じてみなさんにわかるようにします」

----------------------------------------------------------------------

 財政再建が緊急課題となっている大阪に比べ、一応の財政再建を成し遂げた石原都政なので、多少の無駄遣いは大目に見ようという気持ちの自分がいます。

 都民としては、新銀行東京が赤字であっても、その金は日本の経済を支えている中小の零細企業なわけですから、不景気、デフレ経済というインフルエンザのような状態の中で、体力のない者は全部死ね、というわけにはいきません。東京都としては財政出動のような文脈でとらえれば、単なる無駄遣いとはいえないと思います。もちろん不適切な融資があったのなら、当然糾弾されるべきですが。

 都民の生活を考えれば、地方交付税でさんざん都民を冷遇したあげく、地方税にまで手を突っ込んで、さらに都民の財布から金をばら撒こうという話が国政レベルですすんでいるわけですから、「ふるさと納税」なんていう馬鹿馬鹿しい制度のほうが深刻な問題であると言えます。

 とはいうものの、支店を統合し、職員を減らした上で追加融資するという今回の案にどういう先行きがあるのかと言えば、非常に不透明なのも確かで、この点においては都議会での石原知事の説明にも注目が集まります。

 そもそも、護送船団方式に慣れ親しみ、土地を担保にする融資を乱発した挙句にバブルで自滅した従来の銀行のアンチテーゼとして生まれた銀行なので、本来の趣旨に沿った上で収益が上がればこれにこしたことはありません。

 東京都を中心とした首都圏は人口でも、域内総生産でも、2位のニューヨークを大きく越えた世界最大の都市なので、その地位に応じたチャレンジは進めていって欲しいと思います。

 でも、あんまり赤字は出さないでね。




track feed

2008年2月25日月曜日

むしろ邪魔。

「リストラ戦艦」橋下に「民間」が援軍 お役所仕事「邪魔」
【J-CAST ニュース】2008/2/25
http://www.j-cast.com/tv/2008/02/25017053.html



またまた大阪のハコ物のお話。橋下知事がおととい(2月23日)、大型児童施設「ビッグバン」(和泉市)を視察した。館長は「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」で知られる松本零士さん。宇宙船が傾いたような斬新な外観が売りの施設で、総工費171億円。

意見交換の場では、建物のつくりの話になった。

松本館長は「円盤がここに降りて子どもたちの夢エネルギーをいただいて、というテーマに即してつくったものです」

知事「館長のテーマですね。子どもを遊ばせるには、この形でなくてもよかった」と話はかみ合わないまま。最後に「宇宙戦艦ヤマトが大好きです」

しかし、視察後は「めまいがしますね。どうしましょう。最初の段階で考えられなかったのか。それは破産しますよ」

知事は、「残すべきものは残す」としているが、切るべきものは切る。

きのう(24日)視察した大阪府立青少年会館(中央区)では、人件費について突っ込んだ。

この施設は、2005年度までは財団法人が運営。06年度からは民間会社に委託しているが、民間側職員の年収が300万円なのに、財団側は1000万円。府は「年齢の差とか」というのに、知事は「職種の内容は?」「差がありません」。

さらに民間業者は「財団の方は、スタジオのカギを開けるとか…」

知事「必要ないということですか?」

業者「端的に申しあげれば、むしろ邪魔

府担当者「今後のあり方を検討して‥‥」

知事「検討というか、なしでいきましょう」と即決で、来年度の財団職員カットを決めた。

視察後、橋下知事は「邪魔だというのは衝撃でしたね。本当に実態を見てよかった」

みのもんたがあらためて説明した。

05年までは財団職員11人に1億1000万円(1人1000万円)。

06年からは民間6人に1800万円(1人300万円)、財団職員5人に5000万円(1人1000万円)で、計6800万円。「おかしいでしょう」

河村たかし衆院議員は「こういう天下りの紹介は、地方議員さんが多い。決めたのは議会なんですから、そこもやらないといけない」

平沢勝栄衆院議員は「これは大阪だけじゃない。国も全国も。だから抜本的にやらないといけない」

河村議員はさらに「議員が職業になって長いことやろうと思うと、役人とぐるになる」

みのは「渡辺喜美大臣に大暴れしてもらわないと、行政改革なんてできない。独立行政法人なんてこれからですからねー」

---------------------------------------------------------------

 どういう経緯でこういう映像がとれたのかわかりませんが、すごい絵ですね。

 この民間委託業者は、明日もきっとこの財団職員と仕事をしなければいけないわけですし、これだけおかしな制度を後押ししてきた大阪府職員を敵にまわしたわけですから。

 よっぽど普段の財団職員の働き方や態度に不満を持っていたのか、はたまた、それだけ橋下知事に対する信任が厚いのか。

 いずれにしても、こういう構図は日本全国にあるのでしょうが、ここまでストレートに顕になるのは爽快であり、勇気を持って発言したこの民間委託業者を応援したくなります。

 それにしても、みのの番組は、何故か議会との対立を煽るような構成に腹が立ちます。

 物事には順番があって、行政の長たる首長が、まず自身が率いる府庁の問題を明らかにして、改善を図っているのだから、視聴者を代弁するのなら、まずはその働きを評価するのが筋ではないか、と思います。

 大阪府議会議員にも問題とすべきところはあるのでしょうが、就任早々にあらゆるところに喧嘩を売らせるような論調は、まるで、橋下知事の失策を望んでいるのではないかと勘繰りたくなります。

 河村たかしや、平沢勝栄のような御用聞き電波芸者議員ぶりも鼻につきます。

 マスコミの役割の一つとして、権力の監視というのは確かにあるのでしょうが、揚げ足取りや、印象操作、くだらない揶揄を行うのではなく、きちんと良いところは良い、悪いところは悪い、と取り上げる良心的な報道はなかなか見られないのが残念なところです。



track feed

2008年2月14日木曜日

地方自治体の憂鬱

大阪市の裏金、同和対策事業から捻出か

【産経ニュース】2008.2.14 21:04

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080214/lcl0802142104005-n1.htm




 大阪市の裏金問題で、市環境保全部で新たに見つかった個人名義の通帳で管理されていた1335万円のプール金は、平成13年度まで実施されていた大阪市の同和対策事業の委託費の一部から捻出(ねんしゅつ)されていた可能性が高いことが、市の調べでわかった。市は「どういう目的で管理され、支出されたのかは不明」とし、当時の担当者らからの経緯などの聞き取り調査を進めることにしている。


 市によると、廃電線の処理をめぐって河川敷での野焼きなどが問題になったため、市が同和対策事業として昭和52~56年に、市内2カ所にリサイクル施設を建設し、設備の維持管理や場内清掃などの管理運営業務を市同和事業促進協議会(当時)に委託していた。


 プール金は、この事業の歴代担当者が帳簿外で開設していた個人名義の通帳で平成9年から15年まで管理。通帳は4冊に及んでいた。


 通帳に印字されていた入金元などから、同協議会が余った委託金などを戻入金として振り込んでいたとみられる。9年から年4回程度、数万から数十万円単位で入金されており、「委託金」などのメモがあった。


 同和対策事業の根拠法の期限が切れた14年4月以降は、地元業者が設立した組合と委託契約を結ぶ形になっており、通帳への入金も止まっている。現在の担当者は通帳を引き継ぐ際、「使えない金だから」と申し送りを受けたという。


--------------------------------------------------------


 地方公務員の管理職のためのコンサルティングをやっているという知り合いに、具体的にどんな内容の研修をやっているのかを聞いたことがあります。


 すると、1つは圧力団体への対応。言いがかりのような案件でおしかけてきて、担当職員を脅し、不当な要求を吹っかけてくる連中に対して、毅然とした対応をトレーニングする、という研修で、実際のロールプレイでは、机をひっくり返したり、灰皿を投げたりするそうです。


 もう一つが、サボタージュする職員への対応。到底民間では考えられないような勤務態度(あからさまに仕事をしない、上司の命令を聞かない、遅刻早退、勤務中に職場離脱を繰り返すなど)といった、現業公務員(清掃局や水道局、市バスなど)の不良職員への指導の仕方をトレーニングするそうです。


 今回の事件も、環境保全部ということで、現業公務員による犯罪が連綿と続けられていたことが明るみになったようですが、現業公務員にこうした犯罪が蔓延るのは、まさに労組のような団体が、政治的スタンスを同じくする、部落問題や、在日問題、エセ市民団体に侵食されている結果であると思います。


 先の大阪府知事選でも、部落問題について、橋下候補は、「同和問題は少なくとも自分たちの世代では解決しているので、上の世代では個別に検討するが、原則的には同和に対する予算はつけない」という趣旨のことを明言していました。


 一方の熊谷候補は「差別とは徹底的に戦っていく。同和問題は過去の問題ではない」と言っていました。熊谷候補の支持団体の一つは部落解放同盟でした。


 部落の問題しかり、在日の問題しかり、今回のような犯罪が明るみになったときこそ、自浄能力を示すためにきちんと総括すべきだと思うのですが、そういうときには、あまり前にはでてきません。(マスコミが取り上げない、うんぬんの言い訳があるのかもしれませんが、そういう努力が見えないのは確かです。)


 自分たちの問題が出てきたときにはだんまりで、ほとぼりが冷めている時にだけ、声高に社会の問題を指弾し、自分たちの被っていると称する被害を訴えるのはどうかと思いますよ。


 大阪市の平松市長も、また、部落開放同盟の支持の元に当選した首長ですが、「首長になる前からしてきた発言からもわかるように、支持を受けたからと言って、同和問題について不当な政策はとらない」とテレビで明言していました。


 大阪や、京都といった関西を中心に、この手のニュースがつきないのは残念なことですが、一つ一つ、不当な利権が解明されているのだと、前向きに捕らえつつ、大阪の再生を見守っていきたいと思います。










track feed


2008年2月6日水曜日

浄化。

生駒市助成金流用 前市長の裏口座、市職員が開設、管理
【産経ニュース】2008.2.6 21:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080206/crm0802062128037-n1.htm

 奈良県生駒市の公園用地売買をめぐり、加重収賄と背任の罪で起訴された前市長の中本幸一被告(71)が、緑化事業の助成金約1000万円を私的流用していた問題で、同市の調査委員会(委員長、辻公雄弁護士)は6日、この金が入金されていた口座の開設や入出金管理に、当時の秘書課主幹や緑地課長ら職員3人がかかわっていたことを明らかにした。

 同委員会は上司を含む職員6人について「責任は免れない」と指摘。山下真市長は、中本被告の命令に逆らえなかったとして業務上横領罪で告訴はしない方針だが、懲戒処分を検討する考えを示した。

 同委員会や市によると、市は平成12年、財団法人・都市緑化基金(東京)などが主催する「緑のデザイン賞」で準大賞を受賞。13年に助成金約1000万円が交付されたが、中本被告は自身を会長とする架空団体の口座に入金し、私的流用した。

 口座は市秘書課で管理し、中本被告の指示で入出金が繰り返され、17年の解約時には残金はほとんどなかった。中本被告は使途について「交際費などに使った」と話しているという。

 

生駒市は、この酒井隆という男に牛耳られていたと言われています。黒い交際の噂は絶えず、様々な利権の影に名を連ね、中には、対立する人間を失脚させるために、当たり屋などを手配したことなどが報道されていました。

 その生駒市議会議長に振り回されながら、時には見て見ぬ振りをし、時にはそれに加担していたとされるのが、この中本前市長でした。

 動画は、その中本市長が市長選で、対立候補、山下真氏に敗れた直後のものです。
生駒市長選

議長、前市長と立て続けに逮捕されましたが、市役所幹部までもが、その犯罪に加担していたというのは恐ろしいニュースです。

 山下真市長は、中本被告の命令に逆らえなかったとして業務上横領罪で告訴はしない方針だが、懲戒処分を検討する考えを示した。

とありますが、生駒市の病理の深さがうかがえます。このウミが山下市政下で、どれだけ浄化されるか、今後を見守って生きたいと思います。

 上記リンクの通り、生駒市は決して健全な自治体とは言えない悲惨な状況にあります。その中で、多数政党、団体の支持を取り付けた現職を圧倒的大差で破ったところに生駒市民の切実な願いがあるはずです。

 地方再編、中央対地方自治の潮流のなかで、生駒市の、一刻も早い自治再建を願ってやみません。




track feed


2008年1月29日火曜日

退路を断つ

<橋下徹氏>大阪の府債発行認めない…職員給料削減も
(毎日新聞 - 01月28日 19:33) http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080129k0000m040056000c.html

 大阪府知事選で初当選したタレントで弁護士、橋下徹氏(38)は28日未明、大阪市中央区の事務所で、若菜英晴・毎日新聞大阪本社社会部長のインタビューに応じた。橋下氏は来年度予算編成に関して「原則、府債発行(借金)は認めない」と明言し、その分は歳出削減を行う考えを示した。また、府債返済を先送りして財政再建団体転落を免れていたことについても、一定割合を返済する方向に転換したうえで、現在目標としている10年度の単年度黒字化を前倒しする方針を示した。

 橋下氏は、府債発行を認めない方針について「相当無駄が削れると思う。どうしても必要な事業なら、職員の給料を削ってもらう」と述べた。削減対象として、人件費や建設事業費、中小企業融資などを検討するとした。

 また、府が10年満期で一括返済する府債に限り、10年目に100%借り換えして返済を先送りしていることについて、借り換え割合を総務省の指導に基づき58%に下げると断言。返済先送りを前提にした府の行財政改革プログラムを、新たな“橋下版”に作り変える意向を明らかにした。

 府の予算規模は約3兆円で、毎年、財源不足を補うため、2300億円程度の府債を発行(借金)し、さらに01年度からは府債返済に備えて積み立てた「減債基金」から毎年約1000億円を借り入れている。府幹部は「3300億円を一体どこから捻出(ねんしゅつ)するのか」と困惑を隠せない。【坂口佳代】
/////////////////////////////////////////////////////////
当 橋下  徹  無新  1.832.857
  熊谷 貞俊  無新    999.082
  梅田 章二  無新    518.563
  高橋 正明  無新     22.154
  杉浦 清一  無新     20.161
  (確定得票)
/////////////////////////////////////////////////////////
-------------------------------------------------
 ようやく大阪府知事選の結果が出ました。

 共産党の梅田さんがまともに見えるほどの、醜態を見せつつ、マスコミには「橋下氏にせまる」なんて持ち上げられていた熊谷氏にダブルスコアに近い圧勝でした。

 やれタレント議員だとか揶揄する論調もあるようですが、大阪府最大の問題である、自治労や解放同盟のヒモがついた熊谷氏が当選するようなら、本当に大阪は終わりだと思っていました。

 さて、選挙前のムーブなどで、3候補が論戦を行ってました。橋下氏がもともと出演していた番組だったからか、宮崎哲弥や勝谷誠彦からするどい突っ込みを入れられていました。(勝谷は民主びいきだからか)
 
それでも、3候補なりに「明るい大阪」を訴えていたわけですが、一番大事なのは、何を語るかよりも、何をするか、なわけです。この赤字にまみれた大阪で、どんなことができるのか。 現首長下では総務省を欺くように、借金の付け替えを行い、財政支援団体化を防いでいましたが、そんな状況にもかかわらず、財政再建を掲げ、「原則」の括弧つきですが、府債の発行をしないという方針を打ち出しました。

 選挙に勝ち、その上でさらに高いハードルを設けるのは大変な意気に感じます。正直、府債発行自体は悪いことではないと思います。だって、支出を減らすということは、投資も減らすという側面もあるわけですから。

 こういう発言をすることで、府債を発行しても、再建団体に転落しても、「だからダメだ」みたいな論調になるに決まってます。

 熊谷氏のように、「ダメだダメだ」を繰り返すのではなく、「必ずできる」と言葉で退路を断ち、府政に向かう橋下知事を応援していきたいと思います。


track feed

2008年1月21日月曜日

言うべきことを言う。

地方が揮発油税の暫定税率維持を要請 国と地方の意見交換会
【産経ニュース】2008.1.2109:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080121/lcl0801210946001

 「国・地方の定期意見交換会」であいさつする全国知事会会長の麻生渡福岡県知事(中央)=21日午前、首相官邸 国と地方の「定期意見交換会」が21日午前、首相官邸で開かれ、3月末に期限切れとなる揮発油税の暫定税率維持を目指し、協力していくことで一致した。

 意見交換会では全国知事会の麻生渡会長(福岡県知事)が「暫定税率が廃止されると9000億円が減収になってしまい、地方財政に甚大な影響を与える。政府方針通り、税率維持をお願いしたい」と要請。これに対し、増田寛也総務相は「地方団体にも支援と理解をお願いしたい」と述べ、暫定税率維持で政府と地方が結束していくべきだとの考えを示した。

 暫定税率をめぐっては、税率維持を目指す政府が歳入関連法案(日切れ法案)の年度内成立を目指すのに対し、民主党は期限延長に反対しており、通常国会の焦点の一つになっている。

 福田内閣での意見交換会は昨年11月に続き2回目。政府側は増田総務相のほか町村信孝官房長官や冬柴鉄三国土交通相らが、地方側は全国知事会など地方6団体の代表が出席した。

---------------------------------------------------

 「改革派知事」というのは昔から言われていた呼び方でしたが、その層がだんだん厚くなり、少しずつ大きな動きへと変わろうとしています。都道府県知事の地位は「大統領制」に例えられる非常に強力な地位なのですが、官僚主導のこの国にあって、また、県庁においても自治労のような、おかしな組織に侵食されながらも、ようやく国政に対してきちんと対話できるようになってきたのは良いことだと思います。

 「地方の時代」とか、「地方への権限委譲」とか口先で言っていても、その能力が地方になければ、お題目にしかなりませんから。

 さて、「さぁ、ガソリン国会だ」と息をまいてる人たちがいますが、道路を作るために集める税金は廃止にするが、道路は作り続ける、というのはどういう理屈なのでしょうか。予算の裏打ちのない約束は、"空手形"と呼ばれて相手にされないのが普通だと思うのですが、なんでそんなことで盛り上がっているのか、さっぱりわかりません。

 ついでに、町村官房長官からは「ガソリンを25円下げるかどうかだけで国民の信を問うのはテーマ設定が小さすぎる」とバッサリ。この人は、たまにすごくいい事をいいます。
(ちなみにこの人のお父さんは第2代北海道知事の町村金五氏です。)

 結局、全国の知事が求めているのは、自分の地方にきちんと予算が配分されることで、よくわからない人気取りのような党略のために、予算の根拠が不確かになるのは困るわけで、県の首長ならこういう発言をするのが当たり前です。

 ただし、今回の動きで好感を持ったのは、今までは、税金がほしい(つまり増税する or 減税はしない)というと、理屈を超えて批判がきます。「あの人は、弱者への配慮をしない冷酷な政治家だから・・・」みたいなやつです。理屈ではなく、感情で人格攻撃をするのはなにも、グリーンピースだけではないわけです。

 人気が気になる職業ではありますが、シビアなことも俎上に乗せていかないと、国が前進していきません。そういう意味では、国民に対しても言うべきことをきちんと言う政治家が増えたというのは良いことです。国民の側も、そういう発言に対して、目をつむるのではなく、きちんと俎上の問題に相対していかなければなりません。

 自治体の首長について、書くつもりでしたが、だんだんずれてきてしまいました。

 国政に比べ、話題性が乏しく、また、人気知事ではないところは知事の名前すら知らないことが多かったのですが、「歴代知事三〇〇人 日本全国「現代の殿さま」列伝 (光文社新書)」を読んだところ、なかなか知事というのも、特色があって面白く思いました。

 特に、町村さんもそうですが、現職政治家との連なりや、選挙による政策の変遷、地方地方が抱える課題などの経緯がわかり、地方のニュースを見る時にも、少し踏み込んだ見方ができるようになった気がします。おススメです。
 
 


track feed